【適応障害】灯台下暗しで気づかなかった景色【休職19日目】
期待以上の景色が見えた朝
近くにあることは知っていたのだけど、大したものじゃないだろうという先入観から足を踏み入れることはなかった。ふと、いつも横目に映る桜の木を見に行こうと思い家を出てみた。
近くの神社から続く遊歩道を10分ほど歩いて見上げると、目的地である古墳が見えてきた。どうやら入り口は上り階段になっているようだ。
上がると目に飛び込んできたのは地図だ。見た瞬間驚きの感情が湧いた。こんなに広かったんだ、なぜ今まで来なかったのだろう、と。
更に続く階段を上がると、想像の5倍は広い平原が広がっていた。芝生にはこの上を歩いてくださいと言わんばかりに石畳が敷かれている。僕はその石畳を上を歩きはじめた。
誰もいないこの景色に心が澄んでいく感覚を覚えた。
歩き続けるといつもは横目にしか映らなかった桜の木が視界に入ってきた。朝の静けさと人がいない静けさが相まって、とても綺麗だった。
また来よう。